2020年9月5日土曜日

Chromebookで最近思うこと

 ASCIIにこんな記事が出ています。

2万円台から買える「Chromebook」日本でも普及の兆し (1/3)

学校での導入が進んでいく、今後5年ないし10年がたつと、学校でクロームブックを使った世代が社会人となりパーソナルコンピューターの構図が変わるのではないかという内容でした。Chromebookも市民権をやっと得てきたということでしょうか。

学校では多数のマシンの管理がクロームブックなら簡単であり、ネット中心の使い方ではクロームブックの機能が使いやすく、かつ十分だと理解できる教員がいるところで採用が決まっていくのでしょう。

一方で、Windows信者というよりMicrosoft Office信者は脇目も振らず、Windowsマシンを選び、確固たる情報を持たない学校は「大勢に従い」Windowsマシンを採用しているのではないでしょうか。

これから10年もたてばOSのちがいなど取り立てて重要ではなくなる日がやってくると思うのですが、やはりハードウェア重視の日本の風土ではマックだ、Windowsだ、Chromebookだとの悩みがあるのでしょうね。

学校需要は確かに規模が大きく魅力があるのですが、それを使う児童生徒さらに教員がChromebookに目覚め、その後どうしたいのかをマーケティングでしっかり考えてもらいたい気がします。

Microsft Offceがなければ仕事にならない、というのであれば会社支給のPCで使えばよいのであり、個人ユース、とくに高齢者、幼少ユーザーにはGoogle の無料アプリで十分です。互換性も出てきましたが、日々進化しているのがすごい。Officeインストール分の2--3万円あればChromebook輸入版が買えてしまいますよ。

Googleにはもっとアプリの有益性を宣伝してもらいたい気がします。

ハード面ではChromebookも多様化して然りと思います。本当に欲しいのは「廉価版にしては十分な」スペックではなく、十分に使える内容のスペックです。一方でエントリー向けのマシンはもう一段低価格にしてもらえないでしょうか。2万円を切る価格でも十分通用するマシンは提供可能と思うのですが。

と、とりとめのない感想でした。








2019年12月31日火曜日

2020年にクロームブックはどこへ行くのか

▶今年も残り僅かになりました。クロームブックに関する限り、大きな動きこそなかったものの、潮流を変える基礎の年だったと後日語られるかもしれません。▶なんといっても教育市場の存在です。政府が全児童にデバイスを導入するとの方針を打ち出しています。早速メーカーにはこの大きな市場を狙う動きがでているのは皆さんご存知のとおりです。▶理屈の上ではクロームブックは有望な候補です。ソフトウェアの一元管理や、基本となるソフトが同梱された低価格、さらに児童生徒の乱暴な扱いに耐える仕様などがあってすでに米国K-12市場で大きな支持を得ているのが強みなのですが、海外で人気があっても日本で全然人気がない事象は数多くあります。▶さらに既存PCメーカーもこの機会を黙って見過ごすはずがなく低価格攻勢をかけてこれば、何も知らない学校が価格だけで決定することも容易に想像がつきます。▶教育市場は魅力ですが、各種OSが混じり合い、さらにiPadなどタブレットも参入してくるのでクロームブックが独占する構図は期待できないでしょう。▶さらに学校で普及すれば逆に子供向きの入門マシンのイメージが定着して、その後の普及の足を引っ張りかねません。▶ここ数年、Asusのマシンを使ってブラウジングしていますが、気に入らない点が多々あります。▶Googleマシンになっており、自由度が低いこと、キーボードはしっかりしていますが、ディスプレイが小さくものたりないこと...などですが低価格だからこそ我慢すべきでしょう。▶そこでクロームブックに必要なのは本当のパーソナルコンピュータとして使って愛着の持てるデザイン、機能、それになんといってもキラーソフトの登場です。▶画像編集はクロームブックの弱点分野と言われています。貧弱な処理スペックのため、それともユーザー層のちがいのためかわかりませんが、たしかにブラウジングが中心のユーザーでは発信力が低いですね。▶GoogleはYouTubeを傘下におさめていることもあり、クロームブックならではの特色を活かせる画像発信ソフトの無料リリースを期待したいところです。
▶そこで2020年からのクロームブックに期待したいのは大人が使って満足が行くハード、ウィンドウズやマックの住人がうらやむような画期的なソフトです。▶アンドロイドの系譜のソフト資産とは一線を画してもらいたいものです。さもなければ大きなアンドロイドと揶揄されかねないためです。▶価格は高くてもいいです。それだけの価値があれば。▶今のままではチープなマシンと一蹴されるだけです。▶したがって教育市場とは別のアプローチを期待しましょう。

▶Googleには革新的なスタートアップソフトの独創力を活用する懐の深さを期待したいですね。▶Googleだけですべて提供しなくてもコントロールは可能なはず。現在はアドオンで各種の便利ソフトがGoogleドライブで活用できますが、ほしいのはどこにもない強力なキラーソフトです。

▶ハードでは教育市場と重なりますが、快適なキーボードを期待したいです。▶レノボがThinkPadで培ったキーボードで有名ですが、Asusのマシンもそこは安物では譲っていません。▶大量にさばける規模の経済を使って「贅沢な」ハードを期待したいです。

▶ソフトでは「キラーソフト」以外にGoogleドライブの進化に期待したいです。▶Google docの時代からどんどん進歩しており、どんどん姿を変えていますが、いつになったら日本人はOffice信仰を捨てられるのでしょうか。マイクロソフトもここにきてOfficeビジネスが行き詰まりのようですのでGoogleには大きなチャンスが来たと言えるでしょう。▶来年の今頃にはどこまで進化しているか楽しみです。

と思いっきり願望妄想の世界ですが、クロームブックには2020年代も大いに期待しています。■


2019年10月2日水曜日

ビックカメラがChromebookコーナー設置。どんな売り方をするのか注目

ITMedia記事です。
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1910/01/news135.html

ビックカメラは10月1日、計31店舗にChromebookの機能を体験できる「Chromebook体験コーナー」を設置すると発表した。

同コーナーでは、ASUS、HP、Acer、Lenovo製Chromebookの取り扱いを実施。また同コーナーで同社指定のChromebookを購入すると20%のポイント還元が実施される(2019年10月31日まで)。体験コーナー設置店舗は以下の通りだ。

hromebook 体験コーナー
オープン日 2019年10月1日
対象店舗 有楽町店、池袋本店パソコン館、池袋本店、赤坂見附駅店、新宿西口店、新宿東口店(ビックロ)、 AKIBA 、渋谷東口店、立川店、京王調布店、 JR 八王子駅店、町田店、ラゾーナ川崎店、新横浜店、藤沢店、柏店、船橋東武店、大宮西口そごう店、水戸駅店、札幌店、新潟店、浜松店、名古屋駅西店、名古屋 JR ゲートタワー店、 JR 京都駅店、なんば店、あべのキューズモール店、岡山駅前店、広島駅前店、天神1号館、鹿児島中央駅店


引用終わり。

これって、Chromebookがいよいよ一般の消費者に訴求力が有ると判断してのことなのでしょうか。PCと似ているようで全く違うChromebook、値段で惹かれてつい近寄ってもMS Officeがついていないというだけで相当の人たちが敬遠するのでは。

学校需要にはそこそこにアピールし始めているChromebookですが、ラップトップPCも低価格化してきたこともあり、値段だけではアピールしにくくなっているようです。

また、PCに見切りをつけて大きなアンドロイドとして新しい価値を見つける人が増えてきたのでしょうか。何れにせよ大手のビックカメラがChromebookに市民権を認めたのは嬉しい限りです。どんな売り方をするのか注目です。

2019年8月16日金曜日

クロームブックでApple Musicが利用可能になっていた

  「apple music」の画像検索結果
クロームOSを走らすクロームブックではずっとiTunesあらためApple Musicが使えなかったのですが、久しぶりにアプリウェブストアを見るとApple Musicがあるではないですか。早速インストールし、Apple アカウントでデバイスをリンクづけして自分で作ってきたプレイリストやダウンロードした楽曲が再生できるようになりました。

これまでGoogle やアマゾンの再生アプリしか使えず、なぜiTunesが使えないのか不満に思っておりましたので、一気に楽になりました。

  クロームブックはまだまだ便利に進化していきそうですね。

  調べると今年春から乗り入れていたようです。それだけクロームブックを使いこなしていなかったわけでお恥ずかしい限りです。

  それにしてもAppleの二段認証は面倒くさいですね。それだけアカウントが危険にさらされた事例が多く発生しているからでしょうか。


2019年3月11日月曜日

DNS問題を解決!

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3月10日、いきなり、ネット接続ができなくなった僕のクロームブックですが、いろいろ悩んだ末、意外に簡単に解決できました。その過程で一度システムを入れ替えたので、あたかも新規購入したようになりました。

クロームブックでは内蔵メモリーは最小限ですので、もともとなにもマシン内部にファイルを保存しておかなくて助かりました。

まず、WiFiを拾ってconnectedになっていてもあらゆるサイトにつながらない=there is no internet connection状態でしたが、他のiPhoneやWindowsマシンはつながっていますので、クロームブック内の問題と判斷。

詳細設定でネットワーク>ネームサーバーをさがし、DNSをデフォルトの設定からGoogleネームサーバーに変更しただけです。

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(実際には英語システムに戻していましたので表示は英語です)

ウィンドウズマシンでネット探索し、Chromebookヘルプを参照しました。

その後、言語設定で日本語を追加し、Googleアカウントをサインインし、Windowsマシンで認証してまた使えるようになりました。

あらためてchromebookの使い勝手の良さ、インターフェースの良さを実感しました。

しかしDNSにはこれまでも何回も悩まされてきましたが、一向にそのメカニズムが理解できていません。魔法の呪文みたいなもんですね。


2018年10月8日月曜日

アップルはなぜクロームOS クロームブックを敵視しているのか

クロームブックを使っていて一番いらいらするのはアップル系の重要な資産が使えないことだ。

小生の場合はまずApple Musicである。
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これが全く使えない。

さらにAppleのweb store もChrome OSでは使えないと非情なメッセージが出るだけである。

これで頭にくるわけだ。なんだ、Chromeでは使えないのか。

ここにAppleの狙いがあるのだ。


Appleはもともと唯我独尊の会社だが、ユーザーの便宜を考えてWindowsでは早くから各種アップル系の資産の利用を解禁している。

Windowsのユーザー規模が大きいため無視できないのだろう。

ではChromeはどうか。確かにユーザー数は小さいだろう。しかし、米国では教育分野はじめすでに無視できない存在になっているのは事実だ。

それでもAppleが未だにChrome OSには自社資産を開放しないのは、長期的に脅威となるChromeをこれ以上のさばらせたくない意図があるためだろう。

つまり、Chromeは「使えない」OSだと思わせることに狙いがある。

本来Appleが強みを発揮してきた教育市場ではChromeが有利なのは低価格、扱いやすさ、管理の容易さから明白だ。Appleもその事実は認めざるを得ないだろう。Apple(やWindows陣営)が恐れるのは学校でChromeに慣れ親しんだユーザーが実社会でもChromeを使い続ける(=シェアを伸ばす)ことであろう。

そのためにChromeに利便性をこれ以上与えてはならぬ、と決意しているのではないか。

Chrome Bookもここに来てこれまでの低価格一本槍の路線が変化し、機能が充実しているようだ。やはりいいものを手に入れるには相応の価格が必要であり、これはメーカーにとっても健全な方向に思える。

しかし問題はソフト資産である。Google Docで大概の仕事が出来てしまえば、MS Officeの役割に疑問を持つ人が当然増える。事実、ここに来てOfficeでは当たり前だった新バージョンの追加が鈍化しているではないか。むしろマイクロソフトはクラウドにより毎月少額を長期間搾り取る作戦に変更しているようだ。

AppleもChromeをこれ以上強くしないためいろいろ画策しているのだろう。

では、日本ではどうか。

残念ながらChromeは鳴かず飛ばずの状態である。敵視する以前に存在そのものが認知されていない状態が続いている。利益がこれ以上減ることを恐れたメーカー、流通があわせて包囲網を敷いているのか、それとも無視を決め込んでいるのか。またユーザーの側も少数派になることを嫌う傾向があり、Chrome Book=好き者のかわったハード、そのうち消滅するジャンルと理解されているのではないか。

だからこそ小生のようなひねくれものがChrome Bookを使っているのだが。

なお、小生はMacintosh 512Kを1980年代末に導入している。

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2018年3月13日火曜日

Lenovoの学校用クロームブック販売開始は構図を変えるでしょうか

日の日経新聞がLenovoジャパンが5月から学校向けクロームブック販売を開始すると報じています。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28060750T10C18A3X20000/


5月からというのが微妙で平成30年度は認知を高め、次年度から学校での採用を狙うのでしょうか。

価格は5万円程度とのことですが、実際はもっと安くなるでしょう。

教員の勤務時間が長くなっていることは大きな問題で、ここに新しく始まる学校でのコンピュータ教育のため管理業務が増えるのでは本末転倒。Windowマシンをいっこずつアップデートしたり生徒が勝手に変更した仕様を元通りにするのでは時間がいくらあっても足りません。その点クロームブックなら手間が省けるわけです。

と言っても教員の世界でクロームブックを知る人は少ないはずですから当面はまずクロームブックを知ってもらうことに注力するのでしょう。

その段階でどれだけ努力するかで教育市場がクロームブックに開放されるわけでそのおこぼれにあずかろうとする他メーカーが現れればあまりにも志が低すぎます。

とはいえ、大きな市場のドアが開くわけで、学校時代からクロームブックに親しむ新しい世代が搭乗すれば、自然にすみわけもできてくるのではないですか。

日経記事はパソコンと言う表現を使っていますが、クロームブックを白眼視しがちなこの国(クロームブックを販売している量販店は少ないですよね)(価格も5万円などというとんでもない水準に留まってますよね)で学校という切り口ら突破口が開けるかもしれません。

期待が見えてきました。