2017年12月2日土曜日

主張 ドン・キホーテは激安PCをクロームブック化したらどうか

販店ドン・キホーテが激安ノートブックPCを販売していますね。
以下そのスペックです。


■型番:KNW14FHD-SL
■カラー:シルバー
■プロセッサ:Intel ®ATOM x5-Z8350(Cherry Trail)
■プロセッサスピード:1.44GHz/最大 1.92GHz
■無線LAN(Wi-Fi):IEEE802.11b/g/n
■通信:Bluetooth®4.0
■OS:Windows 10 HOME 64bit
■システムメモリ:LPDDR3 2GB(増設・変更不可)
■ストレージ:eMMC 32GB
■インターフェイス:
USB3.0×1 / USB2.0×1
Mini HDMI×1
Micro SD スロット×1(最大 64GBまで)
3.5mmイヤフォンジャック×1
■ディスプレイ:14.1インチ IPS液晶 1,920×1,080 ドット
■カメラ:30万画素(インカメラ)
■スピーカー:1W×2
■バッテリー:10,000mAh
■バッテリー駆動時間(約):7時間 *JEITA バッテリー動作時間測定法にて計測しています。
■ビジネス統合ソフト:Kingsoft WPS Office
■製品サイズ(約):幅32.9×奥行21.9×高さ2(cm)*閉じた状態の高さ
■質量(約):1,200g
■付属品:PC本体、充電用ACアダプター
■生産国:中国
(同社ウェブサイトより)


れに対しいろいろな感想が出ていますが、低スペックで使い物にならなそうと見るむきと反面で割り切った商品企画を評価する向きのふたにわかれています。19,800円の値付けは大胆ですね。


たしかにCPUやメモリーを大幅に低価格化しているのがわかります。2GBメモリーなのは商品の大半が4GBという現行のWindowsマシンを見ると驚きですね。拡張性がない、低スペックだと騒ぐ向きは高い理想をもっているのでしょうね。


反面で、これでいいという向きは価格に言及しているのかと思いますが、やりたいことが決まっている向きなんでしょう。


キングソフト互換オフィスでしっかり仕事ができればいいというのでしょうね。そういう向きはGoogle Driveで全くコストがかからないのはご存じなのでしょうかね。


量販店が企画し、中国で生産したこの製品を見ているとPCがコモディティー化したとわかります。日本からPC生産ラインがどんどん消えたのも理解できるというものです。


ただしスペックとOSを見ていると、このままクロームブックにしておけばよかったのに、と思わざるを得ません。2GBでもクロームOSなら問題なく動きますし、32GBもストレージがなくても全然平気なのがクロームブックです。


毎年単価が下がるのが前提でこれまで動いてきた半導体はじめとするハードウェアが主導する形でPCは高スペック化してきたのではないでしょうか。GBなどという単位は昔は手が出なかったですよね。


そうやってみると市場をどんどんかさ上げして入った挙句、ユーザーが踊らなくなりPC性能向上も落ち着いて、PC作っても赤字になるメーカーが脱落した、というのが現状ではないでしょうか。


クロームブックはたしかにPCではありませんが、やりたいことが決まているヒト、PCに10万円もつかいたくないヒトに最適の選択肢となります。


今回のPCが売れれば、タブレット同様にブラウジングできればいい、軽い作業しかしないので重厚長大なPCは不要と割り切る人が多いことを市場調査してもらうことになります。

ドンキホーテには今回のPCはそこそこ売れたら次にクロームブックを出してもらいたいですね。値段は15,800円でいかがでしょうか。