2021年12月11日土曜日

クロームブックはなぜチープなのか。10万円でクローム三点セットが実現しないか。Appleへの対抗を考える。

 チープというのはハードウェアの話ですが、アンドロイドアプリとして相互乗り入れ可能となったゲームの数々を見てもやはりチープというか陳腐なものにしか見えません。


かたや、Appleはハード、ソフト両方を自社で完結させるメーカーとして、非常においしいマーケット、強烈な信奉者を確保しています。デスクトップ、ノートブック、タブレット、ウェアラブル...とラインアップも強力です。


それに対し、クロームブック陣営は少しずつ変わりつつありますが、どことなく貧相なハードの寄せ集めのようで、せっかくのクラウドでデータを置くことで軽く、セキュアにだれでも運用できる利点を使いこなせていない気がします。(ギガスクールで管理者不要のまま使える教育機関は別。ただし、生徒児童がどんな気持ちでクロームブックを使っているのかは不安ですね。)

10万円支給がわだいとなっていますが、きりのいい10万円で、クロームブックの三点セットが実用に耐える形で実現しないでしょうか。


扱いの良さを考えると、

  1. 自宅基地にはミニデスクトップ、
  2. 移動時のタブレット、
  3. さらにウェアラブルとしてGoogleグラス(どうなってしまったんでしょう)の発展型(Apple ウォッチへの対抗)

の三点セットを10万円以内で実現できるのなら相当の訴求力が生まれるでしょう。

そうなると、かねてから主張しているようにクロームブックという名称が邪魔になりますね。


以上の三点セットにスマートフォンが入っていないのですが、タブレットがそのかわりになりますし、本当はiPhoneとクロームブックの境を超えた連携ができれば最高なのですが、これを認めればAppleはドル箱を失うことになるので実現の可能性はないといってよいでしょう


ということで2022年6月で現行のマシンのアップグレード可能期間が終わることもあり、次をどうすか考えている中での妄想でした。


2021年9月23日木曜日

HPから米国で販売開始したクロームベースがよさそう。日本での販売予定は?いよいよクロームブックだけの時代ではなくなってきた。



 

HPがクロームベースChromebaseを発表した。クロームベースはChrome OSのオールインワンデスクトップで作業用PCとしてあるいは多人数が利用する共用キオスクを想定する。これまでエイサーがクロームベースを唯一供給してきたが、HPが独自にひねりを入れた製品を導入した。これはかなり注目のオールインワンだ。

オールインワンデスクトップというと万人受けはしないかもしれないが、用途によっては訴求力が高い。HPはディスプレイを回転式にして、さらに注目を集める製品としながら、用途に応じ、仕事、ゲームの使い分けを可能にした。エントリーモデルはペンティアム搭載でベストバイで580ドルの値段で販売していた。搭載するオーディオの品質や目を引くデザインを考えると手堅い値付けといってよい。さらに499ドルの値付けがあらわれており、お買い得感が増したといえる。弱点はRAMが4GB、ストレージが64GBな点だが、Google Docs、ソーシャルメディア、あるいはサブスクのゲームサイト、ステイジアの利用だけならそれでも十分だ。

Chrome OSデスクトップ上級版をお望みの向きにHPは設定変更可能なChromebase 22を同社ウェブサイト上で販売しており、好きなだけRAMを積める。ペンティアムゴールドにCPUを替えたり、ストレージの変更可能だ。あるいはインテルの第10世代Core i3にすればほぼあらゆる仕事がはかどる。

設定可能なスペックを再考にしてもメーカー小売り価格は739ドルにすぎない。ただ、「そこまではやりすぎだ」と思う向きがあるかもしれないが、Chromeboxと比較してみよう。Core i3搭載のChromeboxでRAM,ストレージを半分にしても500ドルになる。っここにはマウス、キーボード、モニターは含まれない。HPのChromebse 22ではこれが全部ついて、モニター一体型なのはすごい。セールがあれば、Chromeboxでも全部盛りで同じくらいの値札に出会うかもしれないが、それでも回転式ディスプレイはついてこない。Chromebaseには5Wスピーカーふたつが内蔵されており、オーディオも満足できるはずだ。

さらに5MPのウェブカムがついてくる。これもChromeboxにはない。外部取付カメラを買うことになる。だからクロームベースを購入した。使えば使うほど気に入るのは間違いない。ホームオフィス用にも使える。

HP’S TOP-END CORE I3 CHROMEBASE IS NOW AVAILABLE AND AFFORDABLE

SEPTEMBER 21, 2021 By GABRIEL BRANGERS

 

2021年5月29日土曜日

クロームブックという言葉がふさわしくなくなってきた。

 ご無沙汰しています。

クロームブックというからにはノートブックと思われていましたが、

ミニデスクトップはでるわ、タブレットも、となるとブックという言葉がふさわしくないのかなあと思いませんか。


バリエーションが増えるのはうれしいのですが、クロームブックらしさはどこまで感じられるのでしょうか。ブランドとしてどこまで統一感が実現されているのでしょうか。


それにしてもアップルは唯我独尊の世界ですが、確実に各ハードでブランド統一感を実現していますね。WindowsやAndroidの世界は全く参考になりません。


安価でユーザーにやさしく、システム管理者の負担も減らしながら、ちょっと気の利いた、おしゃれとはいえなくても実用に耐えるトヨタやフォードのようなブランドイメージがクロームブックに求められる中、クロームブックという言葉には抵抗がありませんか。


ASUS のMINI PC
ASUSTekはセレロンを搭載



これもASUSのタブレット9.7型QXGA液晶 搭載のCT100PA


Windowsユーザーならクロームブックを併用している方は多いと思いますが、マック使いの方はクロームブックは最初から眼中にないのでしょうか。

ブックという部分をなんとかしてもらいたいものです。全体として通用するネーミングを考えてみませんか。このままずるずるとハードが一体感なく出てくると安物感が残りそうで怖いです。

Googleが何もしないのなら、ユーザーで考えてもいいでしょう。



2020年9月5日土曜日

Chromebookで最近思うこと

 ASCIIにこんな記事が出ています。

2万円台から買える「Chromebook」日本でも普及の兆し (1/3)

学校での導入が進んでいく、今後5年ないし10年がたつと、学校でクロームブックを使った世代が社会人となりパーソナルコンピューターの構図が変わるのではないかという内容でした。Chromebookも市民権をやっと得てきたということでしょうか。

学校では多数のマシンの管理がクロームブックなら簡単であり、ネット中心の使い方ではクロームブックの機能が使いやすく、かつ十分だと理解できる教員がいるところで採用が決まっていくのでしょう。

一方で、Windows信者というよりMicrosoft Office信者は脇目も振らず、Windowsマシンを選び、確固たる情報を持たない学校は「大勢に従い」Windowsマシンを採用しているのではないでしょうか。

これから10年もたてばOSのちがいなど取り立てて重要ではなくなる日がやってくると思うのですが、やはりハードウェア重視の日本の風土ではマックだ、Windowsだ、Chromebookだとの悩みがあるのでしょうね。

学校需要は確かに規模が大きく魅力があるのですが、それを使う児童生徒さらに教員がChromebookに目覚め、その後どうしたいのかをマーケティングでしっかり考えてもらいたい気がします。

Microsft Offceがなければ仕事にならない、というのであれば会社支給のPCで使えばよいのであり、個人ユース、とくに高齢者、幼少ユーザーにはGoogle の無料アプリで十分です。互換性も出てきましたが、日々進化しているのがすごい。Officeインストール分の2--3万円あればChromebook輸入版が買えてしまいますよ。

Googleにはもっとアプリの有益性を宣伝してもらいたい気がします。

ハード面ではChromebookも多様化して然りと思います。本当に欲しいのは「廉価版にしては十分な」スペックではなく、十分に使える内容のスペックです。一方でエントリー向けのマシンはもう一段低価格にしてもらえないでしょうか。2万円を切る価格でも十分通用するマシンは提供可能と思うのですが。

と、とりとめのない感想でした。








2019年12月31日火曜日

2020年にクロームブックはどこへ行くのか

▶今年も残り僅かになりました。クロームブックに関する限り、大きな動きこそなかったものの、潮流を変える基礎の年だったと後日語られるかもしれません。▶なんといっても教育市場の存在です。政府が全児童にデバイスを導入するとの方針を打ち出しています。早速メーカーにはこの大きな市場を狙う動きがでているのは皆さんご存知のとおりです。▶理屈の上ではクロームブックは有望な候補です。ソフトウェアの一元管理や、基本となるソフトが同梱された低価格、さらに児童生徒の乱暴な扱いに耐える仕様などがあってすでに米国K-12市場で大きな支持を得ているのが強みなのですが、海外で人気があっても日本で全然人気がない事象は数多くあります。▶さらに既存PCメーカーもこの機会を黙って見過ごすはずがなく低価格攻勢をかけてこれば、何も知らない学校が価格だけで決定することも容易に想像がつきます。▶教育市場は魅力ですが、各種OSが混じり合い、さらにiPadなどタブレットも参入してくるのでクロームブックが独占する構図は期待できないでしょう。▶さらに学校で普及すれば逆に子供向きの入門マシンのイメージが定着して、その後の普及の足を引っ張りかねません。▶ここ数年、Asusのマシンを使ってブラウジングしていますが、気に入らない点が多々あります。▶Googleマシンになっており、自由度が低いこと、キーボードはしっかりしていますが、ディスプレイが小さくものたりないこと...などですが低価格だからこそ我慢すべきでしょう。▶そこでクロームブックに必要なのは本当のパーソナルコンピュータとして使って愛着の持てるデザイン、機能、それになんといってもキラーソフトの登場です。▶画像編集はクロームブックの弱点分野と言われています。貧弱な処理スペックのため、それともユーザー層のちがいのためかわかりませんが、たしかにブラウジングが中心のユーザーでは発信力が低いですね。▶GoogleはYouTubeを傘下におさめていることもあり、クロームブックならではの特色を活かせる画像発信ソフトの無料リリースを期待したいところです。
▶そこで2020年からのクロームブックに期待したいのは大人が使って満足が行くハード、ウィンドウズやマックの住人がうらやむような画期的なソフトです。▶アンドロイドの系譜のソフト資産とは一線を画してもらいたいものです。さもなければ大きなアンドロイドと揶揄されかねないためです。▶価格は高くてもいいです。それだけの価値があれば。▶今のままではチープなマシンと一蹴されるだけです。▶したがって教育市場とは別のアプローチを期待しましょう。

▶Googleには革新的なスタートアップソフトの独創力を活用する懐の深さを期待したいですね。▶Googleだけですべて提供しなくてもコントロールは可能なはず。現在はアドオンで各種の便利ソフトがGoogleドライブで活用できますが、ほしいのはどこにもない強力なキラーソフトです。

▶ハードでは教育市場と重なりますが、快適なキーボードを期待したいです。▶レノボがThinkPadで培ったキーボードで有名ですが、Asusのマシンもそこは安物では譲っていません。▶大量にさばける規模の経済を使って「贅沢な」ハードを期待したいです。

▶ソフトでは「キラーソフト」以外にGoogleドライブの進化に期待したいです。▶Google docの時代からどんどん進歩しており、どんどん姿を変えていますが、いつになったら日本人はOffice信仰を捨てられるのでしょうか。マイクロソフトもここにきてOfficeビジネスが行き詰まりのようですのでGoogleには大きなチャンスが来たと言えるでしょう。▶来年の今頃にはどこまで進化しているか楽しみです。

と思いっきり願望妄想の世界ですが、クロームブックには2020年代も大いに期待しています。■


2019年10月2日水曜日

ビックカメラがChromebookコーナー設置。どんな売り方をするのか注目

ITMedia記事です。
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1910/01/news135.html

ビックカメラは10月1日、計31店舗にChromebookの機能を体験できる「Chromebook体験コーナー」を設置すると発表した。

同コーナーでは、ASUS、HP、Acer、Lenovo製Chromebookの取り扱いを実施。また同コーナーで同社指定のChromebookを購入すると20%のポイント還元が実施される(2019年10月31日まで)。体験コーナー設置店舗は以下の通りだ。

hromebook 体験コーナー
オープン日 2019年10月1日
対象店舗 有楽町店、池袋本店パソコン館、池袋本店、赤坂見附駅店、新宿西口店、新宿東口店(ビックロ)、 AKIBA 、渋谷東口店、立川店、京王調布店、 JR 八王子駅店、町田店、ラゾーナ川崎店、新横浜店、藤沢店、柏店、船橋東武店、大宮西口そごう店、水戸駅店、札幌店、新潟店、浜松店、名古屋駅西店、名古屋 JR ゲートタワー店、 JR 京都駅店、なんば店、あべのキューズモール店、岡山駅前店、広島駅前店、天神1号館、鹿児島中央駅店


引用終わり。

これって、Chromebookがいよいよ一般の消費者に訴求力が有ると判断してのことなのでしょうか。PCと似ているようで全く違うChromebook、値段で惹かれてつい近寄ってもMS Officeがついていないというだけで相当の人たちが敬遠するのでは。

学校需要にはそこそこにアピールし始めているChromebookですが、ラップトップPCも低価格化してきたこともあり、値段だけではアピールしにくくなっているようです。

また、PCに見切りをつけて大きなアンドロイドとして新しい価値を見つける人が増えてきたのでしょうか。何れにせよ大手のビックカメラがChromebookに市民権を認めたのは嬉しい限りです。どんな売り方をするのか注目です。

2019年8月16日金曜日

クロームブックでApple Musicが利用可能になっていた

  「apple music」の画像検索結果
クロームOSを走らすクロームブックではずっとiTunesあらためApple Musicが使えなかったのですが、久しぶりにアプリウェブストアを見るとApple Musicがあるではないですか。早速インストールし、Apple アカウントでデバイスをリンクづけして自分で作ってきたプレイリストやダウンロードした楽曲が再生できるようになりました。

これまでGoogle やアマゾンの再生アプリしか使えず、なぜiTunesが使えないのか不満に思っておりましたので、一気に楽になりました。

  クロームブックはまだまだ便利に進化していきそうですね。

  調べると今年春から乗り入れていたようです。それだけクロームブックを使いこなしていなかったわけでお恥ずかしい限りです。

  それにしてもAppleの二段認証は面倒くさいですね。それだけアカウントが危険にさらされた事例が多く発生しているからでしょうか。